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ETF(上場投資信託)分配金の仕組み



(※)追加設定・交換:ETFの取引には取引所での売買の他に機関投資家等による追加設定・交換があります。機関投資家等が現物株式等を拠出することを追加設定と呼び、逆に現物株式等を引き出すことを交換といいます。取引所での売買の場合はETFの口数に変化はありませんが、追加設定・交換の場合、追加設定では口数は増加し交換では減少するなど、ETFの口数は変化します。
- ETFの分配金の原資となる収益は、ETFが保有している株式などの有価証券からの配当や受取利息が主なものとなります。また、ETFのファンド内では信託報酬などの費用も発生しています。ETFの収益の分配については、決算期間中に発生した配当や受取利息などの収益から信託報酬などの費用を控除した全額を分配するものと法令等で定められています。
- ETFの取引には、取引所での売買の他に機関投資家等による追加設定・交換があります。追加設定は機関投資家等が現物株式等を拠出して受益権を取得することで、追加設定によりETFの口数は増加します。一方、交換は追加設定とは逆に、機関投資家等が受益権と引き換えに現物株式等を引出すことで、交換が行われると口数は減少します。取引所での売買の場合は口数は変化しませんが、追加設定・交換の場合は口数が変化しますので、追加設定・交換が行われると1口当たりの分配金は増減することがあります。
- 追加設定・交換により1口当たりの分配金(原資)は増減することはありますが、増減しても、株式の価格変動等を考慮しない場合、投資家のみなさまが保有しているETFの1口当たりの価値に変化はありません。


純資産額:440
(内訳 株式時価総額:440)
口数:4
1口当たり純資産:110
(内訳 株式:110)

純資産額:440
(内訳 株式時価総額:400)
( 株式等の配当:40)
口数:4
1口当たり純資産:110
(内訳 株式 :100)
( 株式等の配当:10)

純資産額:550
(内訳 株式時価総額:510)
( 株式等の配当:40)
口数:5
1口当たり純資産:110

純資産額:550
(内訳 株式時価総額:510)
( 株式等の配当:40)
口数:5
1口当たり純資産:110
(内訳 株式 :102)
( 分配金 :8)
- 株式で運用されるETFがあり、株式の時価総額は440で口数は4口とします。組入れ株式の配当落ち前の場合、株式時価総額=ETFの純資産額=440となり、1口当たり純資産額は110となります。
- このETFで保有する株式が配当落ちを迎えました(配当は40とします)。ETFの純資産額は440のままですが、その内訳は400(株式時価総額)+40(配当)となります。口数は4口のままですから、1口当たり純資産額は110で変化はありませんが、純資産額と同じように内訳が100(株式時価)+10(配当)となります。そして、このまま口数に変化がなくETFの決算日を迎えると、1口当たり10の分配が支払われることになります。
- 配当落ち後に1口の追加設定がありました。追加設定する投資家は、このETFの1口当たり純資産額110相当の株式を拠出して設定しますので、1口当たり純資産額110に変化はありません。追加設定により、ETFの純資産額は550、口数は5口となりました。この時の純資産額の内訳は株式時価総額が510で配当が40ということになります。
- ETFが決算日を迎え分配金を支払うことになりました。ETFの分配原資となる配当部分は40ですが、配当落ち後の追加設定により口数は5口となっているため、1口当たりの分配金は8となります。この時、株式部分については総額で510ありますので、1口当たりの株式部分は102であり、1口当たりの分配金8と合計すると、1口当たり純資産額は110となります。
このように、追加設定・交換により1口当たりの分配金は増減しますが、1口当たりの分配金と純資産額を合計したETFの価値は、株式の価格変動を考慮しない場合、理論的には変わらないことになります。

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